このページがおすすめな人は
- CFDに興味がある人
- CFDに手を出すのが怖い人
- CFDのリスクを知りたい人
- 投資のための資金が普通にしか持ってない人
今回は、始めたい人向けに、CFD(Contract for Difference、差金決済取引)について持っておくべき基礎知識をお話しします。CFDは、投資家が金融商品の価格の変動を利用して利益を得ることを目的としたデリバティブ取引の一種です。日本語では「差金決済取引」と呼ばれています。CFDにはいくつかの特徴があります。
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レバレッジ: CFDではレバレッジを利用して、少ない資金でより大きな取引を行うことができます。これは潜在的な利益を増加させることができますが、同時にリスクも増大させるため、注意が必要です。
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売買の自由: CFDでは買い取引(ロング)だけでなく、売り取引(ショート)も行えるため、価格が下落すると予測した際にも利益を狙うことができます。
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多様な商品への投資: CFD取引では、株式、指数、コモディティ(商品)、通貨など、さまざまな金融商品に投資できます。
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実物資産の保有不要: CFD取引では、実際の資産を保有することなく、その価格変動に投資することができます。これにより、物理的な商品の管理や保管の手間を省くことができます。
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短期投資に適している: CFDは通常、短期的な価格変動を利用した取引に用いられることが多く、デイトレードやスイングトレードに適しています。
注意点としては、CFD取引は高リスクであり、特にレバレッジによる損失リスクが大きいため、十分な知識とリスク管理が求められます。また、CFD取引を提供するブローカーによって手数料やスプレッドが異なることもあるので、各ブローカーの条件をよく確認することが重要です。
CFD取引のメリットは何?
CFD取引(差金決済取引)のメリットは以下のような点にあります。
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レバレッジの利用: CFD取引ではレバレッジを利用できるため、少ない資本で大きなポジションを持つことができます。これにより、資金効率を高め、潜在的な利益を大きくすることができます。
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ショートポジションの取得: CFDでは、価格が下落すると予想する場合にショート(空売り)ポジションを取ることが可能です。これにより、下降相場でも利益を狙うことができます。
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多様な市場へのアクセス: CFDを使えば、株式、指数、コモディティ、外国為替(FX)など、さまざまな資産クラスに迅速にアクセスできるため、多様な投資機会を得ることができます。
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実物資産を持たない: CFD取引は、実際に資産を保有することなく、その価格変動に投資できるため、物理的な保管や管理の手間を省くことができます。
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取引の柔軟性: CFDは、デイトレードやスイングトレード、長期投資など、各投資スタイルに柔軟に対応できます。また、取引時間も24時間と幅広く、いつでも取引を行うことができます。
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スプレッドが小さい: 一部のCFD市場では、スプレッド(買値と売値の差)が比較的小さいため、取引コストが抑えられる場合があります。
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利益と損失の明確化: CFD取引は差金決済であるため、ポジションをクローズする際に実際に得られる利益や損失が明確になります。
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リスク管理ツールの利用: 現在の多くの取引プラットフォームでは、ストップロスやテイクプロフィットなどのリスク管理ツールが提供されており、投資家は損失を制限したり利益を確保したりすることができます。
これらのメリットが、CFD取引を多くの投資家にとって魅力的な選択肢にしていますが、同時にリスクも伴います。特にレバレッジを利用することで、利益が増えると同時に損失も大きくなる可能性があるため、十分な理解とリスク管理が求められます。
CFD取引のデメリットは何?
CFD取引(差金決済取引)には多くのメリットがありますが、それに伴うデメリットも存在します。以下は主なデメリットです。
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高リスク: レバレッジを利用することで、少ない資本で大きなポジションが取れる反面、損失も大きくなる可能性があります。特にマーケットが急変動する場合、短期間で資本を失うこともあります。
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コストがかかる: CFD取引にはスプレッドや手数料が伴います。特に頻繁に取引を行うデイトレーダーにとって、これらの取引コストが利益を圧迫する可能性があります。
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取引所リスク: CFDは一般的に取引所を介さず、特定のブローカーと取引を行います。そのため、ブローカーが破綻した場合や規制により取引が制限されるリスクがあります。
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マージンコールのリスク: レバレッジ取引を行っている場合、相場が逆行した際にマージンコールが発生する可能性があります。これは追加の資金を入金するか、ポジションを強制的にクローズされるリスクを意味します。
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資産保有のメリットが得られない: CFD取引では実際の資産を保有しないため、配当金や権利確定日などの利益を享受できません。また、物理的な商品を取引する場合に比べ、資産の実態感が薄れます。
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情報の非対称性: CFDを提供するブローカーによっては、透明性が低い場合があります。取引条件や手数料が不明瞭な場合、投資家は不利な条件で取引を強いられる可能性があります。
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複雑性: CFD取引はその仕組みやリスクが複雑であり、初心者にとっては理解しづらい部分があります。十分な知識がないと、計画的な取引が難しくなることがあります。
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規制の違い: 国や地域によってCFDに関する規制が異なり、取引の条件やカバーされる商品が異なる場合があります。これにより、国際的な取引における不透明性が生じることがあるかもしれません。
これらのデメリットをよく理解し、自分のリスク許容度や取引スタイルに応じた慎重な判断が求められます。また、適切なリスク管理や情報収集が必要です。
と一般論で締めくくるだけではこのページが意味を持たなくなるので、もう少し補足します。
明らかにショートで儲けられる相場なのに、自分が参入していないために指をくわえてみてるだけということがよくあります。一方でたまたま参入していたため儲けることができたケースや欲張りすぎて大した儲けにならなかったこともあります。我を忘れてレバレッジで短期間で資金を失うこともあります。これらのケースを総合して、初心者はあらかじめ、いつでも参入できる体制を整えておくことが、小金稼ぎの準備だと言えるのです。参入していたけど、怖くて手を出さなかったのと、参入すらせずみすみすチャンスを見逃した人では、小金稼ぎのリテラシーが違うということです。

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