CFD取引（差金決済取引）はリスクが高い一方で、魅力的な投資手段でもあります。初心者のうちは儲けることだけに心を奪われがちですが、上手く儲けられたとしてもただの運頼みだったのかもしれません。初心者の方がCFD取引を始める際には、以下のアドバイスを参考にしていただき、自分が戦える状態になっているかをチェックしてください。
十分な学習と理解:
- CFDの基本を理解することが重要です。取引の仕組み、レバレッジの使い方、マージン、スプレッド、ポジションサイズなどについてしっかり習得しましょう。
- 投資する市場や商品についても深く調査し、その特性を理解することが大切です。
デモ口座の利用:
- 多くのブローカーが提供しているデモ口座を利用して、実際の資金を投入せずに取引の練習をすることが可能です。これにより、リスクを負うことなく取引の感覚をつかむことができます。
小さなポジションから始める:
- 初心者のうちは、リスクを抑えるために少額のポジションから始めることが推奨されます。レバレッジをかけすぎないよう注意しましょう。
リスク管理の徹底:
- ストップロス注文を設定することで、損失を制限することができます。トレードごとに損失を許容できる範囲を決め、その範囲内で取引を行うことが重要です。
- 投資資金のうち、特定のトレードに対してリスクを分散することも考慮しましょう。
取引計画の策定:
- 取引を行う前に計画を立てましょう。エントリー条件、エグジット条件、リスク管理のルールなどを事前に設定し、その計画に従って取引を行います。
きんとん
私の場合は「損しなければよい」というルールを決めています。これでも損することもあるのですが、このルールを決めるだけで最悪な状態になることを高確率で回避できます。損しなければ、儲けられなくても結果的にはプラスになるので（儲けとは言えないプラスね）末永く続けられます。
感情を管理する:
- 投資には感情がつきものですが、感情に流されずに取引計画を守ることが重要です。冷静な判断を保つためには、感情をコントロールするトレーニングが役立ちます。
市場のニュースや分析を追う:
- 経済指標や政治的な動向が市場に与える影響を把握することは重要です。ニュースやアナリストの意見を参考にすることで、より良い取引判断ができるようになります。
きんとん
私見ではアナリストの分析程アテにならないものはないのですが、それでも意見に注意を傾けるという姿勢は大切です。
長期的な視野を持つ:
- CFDは短期取引に向いていますが、長期的な視野を持ち、計画的に取引を行うことが成功の鍵です。短期的な損失を気にせず、戦略を見直す柔軟性を持ちましょう。
きんとん
CFDで長期的な視野を持つというのは難しい技ですね。長期的な視野は参入するタイミングなどを見定めるのに重要な能力ですが、目先の利益ばかりに目を取られると参入タイミングを逃すことが普通にあります。
信頼できるブローカーを選ぶ:
CFDブローカーとは、CFD（差金決済取引）の取引を仲介するブローカーのことです（仲介者のことです）。買い手と売り手を結びつけ、取引のためのプラットフォームを提供する役割を担います。もう少しわかりやすく言えば、証券CFD（差金決済取引）の取引を仲介する証券会社のことで、楽天証券、IG証券、GMOクリック証券、岡三オンライン証券、SBI証券、OANDA JAPAN などがこれにあたります。
- 法規制を遵守し、信頼性の高いブローカーを選ぶことが重要です。手数料や取引条件、サービス内容をよく比較して、適切なブローカーを見つけましょう。
総括
CFD取引を始める際は、リスクを理解した上で慎重に行動することが成功への近道です。CFDはリスクと表裏一体と理解しておいて間違いありません。この領域にもプロが存在することから、損せずに儲けられることがわかります。でも、誰でも儲けられるわけではありません。計画的に取り組み、経験を積むことで損はしないけれどプラスにできる技術は磨くことができます。ボロ儲けを期待するのではなく、まずは一つの取引として理解しながら損を抑えて楽しんでみるのが成功のコツです。
