FX取引のリスクを再考しておこう

FX リスク管理

[初心者必須]FX取引のリスクを再考しておこう

米ドルが大きく動いている最中、FXのもつプチ・ギャンブル性にどっぷりとなっている人も多いのですが、まだ初心者の方はもう一度リスク管理の方をしっかり見直してください。

こんにちは、皆さん!今日は「FX取引のリスク再考」というテーマです。
FX取引は魅力的な投資手段として注目されていますが、それには多くのリスクが伴います。今回は、そのリスクをもう一度振り返り、どのように管理するかを考えてみましょう。

1.レバレッジのリスク
FXは高いレバレッジを利用できることで知られています。小さな証拠金で大きな取引が可能になる反面、損失もまた大きくなる可能性があります。正しいレバレッジの設定とリスク管理は必須です。

FXで10万円をどこまで増やせるか(一度の売り買いでという意味です)?という内容でレバレッジの解説がよくされます。

金融庁のレバレッジ規制で(個人名義の口座の場合は)最大で25倍のレバレッジをかけることができます。つまり、10万円の保証金で最大250万円分の取引を行うことが可能できますので、理屈の上では10万円(を証拠金とした場合)で240万円の儲けを得られる可能性があります。このようにレバレッジは理屈の上では最強の儲け要素ではあります。

ただ現実的には、元手が10万円だと一年後に13万円程度にするのが大多数です。積極的にFXにハマると一年後に15万程度に増やせるという感じで、それ以上に儲けている方はレバレッジをきかせすぎてヤバい綱渡りをしているようにも感じます。初心者は欲張らずに、レバレッジなしで、まずは10万円を一年後に11万円にするステップを踏むのがおすすめです。経験を積むという意味ですね。最初からギャンブル性を持ち込むと長続きできません。

兎にも角にも、儲けも損失もレバレッジに応じて大きくなるので、儲けばかりに心を奪われないようにしてください。

きんとん
きんとん
レバレッジというのは自己資金のリターン(収益)を増やすことを狙って、借り入れを利用してトレードすることです。借り入れなので儲けてもロスしても借りたものは返さなくてはなりません。レバレッジを高くすると、利益も大きくなる可能性があり、少額の投資で大きな利益を得られる可能性があるということですね。逆に損失もレバレッジに応じて大きくなります。

2.市場の変動性
為替市場非常に動きが早いです。政治、経済、地政学などさまざまな要因で価格が変動するため、常に最新の情報を把握し、柔軟な取引戦略を立てることが重要です。

きんとん
きんとん
得た情報を裏どりしたり確認する間に為替が大きく動くことがあるということです。トロトロしている間にお金が逃げるとか消えるとかいうことがあるということですね。

3.突発的なイベント
予期せぬ経済ニュースやイベントが発生した際に、相場が瞬間的に大きく動くことがあります。このような状況に備えて、ストップロスを設定するなど、予防策を講じることがリスク管理の鍵となります。

きんとん
きんとん
財務長官や財務大臣、日銀総裁などの予想しなかったちょっとした発言で相場が大きく動くことがあります。

まとめ
FX取引は大きなリターンを期待できる反面、そのリスクも見過ごしてはいけません。しっかりとしたリスク管理と知識があれば、より安全に取引を楽しむことができます。投資を検討する際は、自分自身のリスク許容度を見極めることが成功への第一歩です。

FX取引のリスクの詳細(当たり前のことを再確認):

リスクを抑えてFXに慣れる

  • 為替変動リスク:

    為替レートが予想と逆方向に動いた場合、損失が発生する可能性があります。

  • レバレッジによるリスク:

    レバレッジは、少額の資金で大きな取引が可能にする一方で、損失もその分大きくなる可能性があります。強制ロスカットにより、預け入れた証拠金以上の損失を被る可能性もあります。

  • FX会社の信用リスク:

    FX会社が倒産したり、信用が悪化したりすると、投資家が損失を被る可能性があります。

  • 取引が成立しないリスク:

    相場が急変動したり、システム障害などで取引が成立しない可能性があります。

  • スプレッドリスク:

    スプレッドは、売値と買値の差額であり、取引コストとなります。スプレッドが大きくなると、利益が圧迫されます。

  • 手数料リスク:

    一部のFX会社では、取引手数料や口座維持手数料が発生する場合もあります。

[豆知識]FXの所得が20万円を超えると(給与所得者の場合)所得税の確定申告が必要になります。

[豆知識]FXとその他の所得の合計が48万円を超えると(収入源がFXのみの人の場合)所得税の確定申告が必要になります。

きんとん
きんとん
投資家の損失が大きく膨れ上がるのを防ぎ、投資家の資産を守るためという建前の元、強制ロスカットとは、FX取引において、証拠金維持率が一定の基準を下回った場合に、保有している資金(ポジション)をFX会社が強制的に決済する仕組みのことです。投資家にとっては強制徴収みたいな感じですね。

リスクを回避するための対策(初心者はまずこれから):

リスクを抑えてFXに慣れる

  • 少額から始める:

    経験を積むために、少額の資金で取引を始めるのがおすすめです。

  • レバレッジを適度に設定する:

    レバレッジを過度に高くすると、損失が大きくなるリスクを増やすので、適度なレバレッジを選ぶことが重要です。

  • ロスカットを設定する:

    ロスカットを設定することで、損失の拡大をある程度防ぐことができます。

  • 複数のFX会社を利用する:

    複数のFX会社を利用することで、会社の信用リスクを分散することができます。

  • FX取引に関する知識を学ぶ:

    FX取引の仕組みやリスクを理解し、適切な取引戦略を立てることが重要です。

ほんの十数年前まではレバレッジ40とか当たり前でしたけれど、現在はそういうのはありません。初心者のうちはレバレッジを無しにして取引に慣れた方がいいと思います。

信用リスクとは、主として投融資先の経営悪化などにより、予定どおり元本や利息を回収できないリスク、あるいは投融資先の信用力の変動により保有債権の価値が変動するリスクです。

まとめ:

FX取引は、大きな利益を狙える反面、大きな損失を被るリスクも伴う取引です。リスクを理解し、適切な対策を講じることで、安全にFX取引を楽しむことができます。

この記事を参考にして、皆さんもご自身の投資戦略を見直してみてくださいね!リスクを理解し、賢く投資を楽しみましょう。

次回もお楽しみに!

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