本稿では、AI(人工知能)投資の基本概念、トレンド、リスク、そして投資戦略についてわかりやすく説明します。進化が急速なAI技術は、さまざまな産業においてその影響力が増している現実があります。投資家にとって、AI関連の企業やプロジェクトへの投資は、将来的なリターンを期待できる魅力的な選択肢となっています。ここではAI産業に投資しましょうという話ではなくて、AI技術を利用して小金稼ぎしましょうというのが趣旨です。
AIを活用した投資は、近年急速に発展しており、多くの投資家や金融機関が利用しています。AIを使った投資の特徴やメリット、リスクについてみていきましょう。
AI投資の基本概念
一般には、AI投資とは、人工知能技術を活用する企業やプロジェクトに資金を投じることを指します。これには、機械学習、自然言語処理、コンピュータビジョンなどの技術を利用する企業が含まれます。AIは、データ分析、自動化、効率化などの分野での革新を促進し、ビジネスモデルの変革をもたらしています。
本稿では、AI産業に投資しましょうという意味で話しているのではなく、AIを使って有効な投資判断をしようという意味ですので、基本概念も少し拡張してとらえる必要があります。
具体的に、AIにどう補助してもらうか、基本的なことを知識として持っておきましょう。
まず、AIにマーケットを予測させ、資産比率をダイナミックに調整してくれるように、AIにアドバイスしてもらいます。膨大なデータの分析は人力でやるのは一苦労です。AIの予測機能を活用して、長期資産形成に活かします。
ここでのポイントは長期で資産形成を考えることです。AI は短期でもそこそこ機能しますが、株式・債券の取得売買手数料まで考慮すると、今のところ長期の方が無難に損せず利益出せるように思います。
AIを活用した投資の種類
AIを使った投資には、主に以下のような方法があります。
- アルゴリズムトレード
- 機械学習を活用した投資判断
- ロボアドバイザー
- 感情分析による投資
(1) アルゴリズムトレード
AIが大量の市場データを分析し、リアルタイムで売買を行う手法です。
この手法は短期売買にも有効ですが、債券・株式の取得や売買手数料などを考慮しないと利益が出ないどころか、損失を出してしまうこともあります。
特徴: 高速で正確な取引が可能
活用例: 高頻度取引(HFT)、自動売買プログラム
(2) 機械学習を活用した投資判断
AIが過去の市場データを学習し、将来の市場の動きを予測させる利用法です。
個人で地道に分析するだけでなく、AIが人が気づかなかった視点でデータを引っ張ってくることがあるので、投資の参考にできます。
特徴: データに基づいた合理的な投資判断
活用例: 株価予測、リスク管理
(3) ロボアドバイザー
個人投資家向けにAIが投資助言やポートフォリオ管理を行うサービスです。
誰もが手を出しやすいAI活用法です。深読みしすぎでヘタをうつアルゴリズムも存在するので、AIに任せっきりにするのはまだ禁物です。
特徴: 低コストで分散投資が可能
活用例: WealthNavi、THEO、楽天証券のロボアド
(4) 感情分析による投資
ニュースやSNSの情報をAIが分析し、市場のセンチメントを判断します。
AIによる感情分析は日進月歩ですので、今後はかなり進歩が見込まれる部分です。ビッグデータを活用できているAIは、現在でも鋭い予測をたたき出しています。
特徴: 投資家の心理を数値化して相場の変動を予測
活用例: テキストマイニングによる市場分析
AI投資のメリット
感情に左右されない
AIは人間のように感情に影響されず、データに基づいた投資が可能ですので、損切判断などは現在のところ、私の場合ではAIにかないません。
膨大なデータを高速処理
人間が処理しきれない大量のデータを短時間で分析できる。
24時間運用が可能
AIは休まず市場を監視し、適切なタイミングで取引を実行できます。
バックテストが容易
過去データを使って戦略を検証し、最適な投資手法を選べる。
AI投資のリスク
AIにまかせっきりにできれば、毎日の投資と引き上げが楽になりますが、現実はそこまでうまくいきません。AI投資のリスクを知っておきましょう。
市場の不確実性
AIが過去データに基づいて学習しても、未来の市場を完全に予測することはできない。
リーマンショックを的確にAIが予測できたのかどうか不明です。というのも、判断すべき債権の中身が巧妙に隠されていたりすると、AIですら判断できません。
コロナの流行などもAIが事前に予見できたわけではありません。コロナで市場経済がおかしくなることは予想できましたけどね。
アルゴリズムのブラックボックス化
AIがどのように判断しているかが不透明な場合が多く、投資家がその意思決定を理解しづらい。
アルゴリズム自体が企業秘密的なところがあるので、この中身を完全にオープンにできるとは思えません。
たとえオープンソースでも、一部はブラックボックスの部分が存在します。
システム障害・誤作動のリスク
プログラムのバグやサーバーダウンによって、予期しない取引が行われる可能性がある。
AIがいつも事故的に発生する停電を予期できるわけではないので、サーバーダウンからの復帰までの間の損失リスクはありえます。
データの品質とバイアス
AIの学習データが偏っていると、誤った判断をする可能性がある。
AI分野は各国が競っている分野ですので、各国の意思が反映されやすくなります。
現に米国系AIと中国系AIは真逆の判断を出すことが普通にあります。
AI投資の活用方法
AIを活用した投資を行う方法はいくつかあります。
個人投資家向けの方法
- ロボアドバイザーを利用する(初心者向け)
- AI分析ツールを活用して銘柄選定(中級者向け)
- 自作またはカスタムAIトレードシステムを構築(上級者向け)
企業や機関投資家向けの方法
- 独自のAIトレードアルゴリズムを開発
- AIを用いたリスク管理とポートフォリオ最適化
- ニュース・SNS分析による市場センチメント分析
AI投資の今後の展望
AI投資はますます進化し、以下のような発展が期待されています。
- より高度な自己学習型AIの開発
- ブロックチェーン技術との融合
- 量子コンピュータを活用した超高速取引
- 個人投資家向けAIアシスタントの普及
まとめ
AI投資は、データに基づいた合理的な判断が可能であり、多くのメリットがあります。しかし、潜在的なリスクも多く、AI任せというような活用はまだまだ危険です。適切な使い方さえできれば、これまでにない有益なツールになります。初心者はロボアドバイザーの活用から始めるのがおすすめです。